マッチ
昔は、火をつけるときは、マッチを擦っていた。
マッチを箱から一本取りだして、箱の横をシュッっとこすると火が付くのだが、火薬に近い所に指を添えておかないと、こすった拍子に軸が折れてしまって火が付かない。
初めて火をつけた時は、緊張したものだ。
今のようにライターがなかった頃は、飲食店には必ず、その店オリジナルのマッチがあったので、マッチ箱をコレクションしている人が多かった。
箱の形も様々だし、色やデザインに凝ったものもあった。
ブック型と言って、紙を二つ折りにしてある間に軸が紙でできたマッチが挟んであるものもあり、マッチ箱のコレクションンは人気のある趣味のひとつだった。
誰かにおすそ分けか何かを貰った際に、お返しをしたくても手ごろなお返しが見当たらない時、マッチで返す習慣があったのだが、今はすっかり無くなってしまっているようだ。
そもそも、安全性を考えると、マッチは危険度合が大きいのかもしれないし、木を使うことからエコ観点からも敬遠されるのだろう。
今はもっぱらワンタッチで火をつける道具が普及したお蔭で、マッチで火をつける機会の無い子どももいるらしい。
それを考えると、便利な反面、知識として知っておいても損の無い事が、自然に淘汰されていくのだなと感じますね。
例えば、昔の道具を通じて、危険を予測したりと学ぶことはたくさんあるものです。
便利さが予見力や想像力を低下されていることもあるのでしょうね。
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